同意率かさ上げ疑惑に港区も加担か?(2)

港区内では、昨年9月に区内7つの住民団体が連携し、「不正は断じて許さない」との強い決意から、『港区へ公正で透明性ある再開発事業の審査・手続きを求める区民の会』(略称:再開発・区民の会)を結成し、活動を行っています。

今般、同会が港区へ出状した2022年2月10日付書簡(質問状)を入手しましたので、同会の了承を得て皆さまへ公開することとします。(添付ご参照ください)

この書簡は、同意率が正しく算出された根拠を港区民に対し明らかにしようとしない港区に対し、改めて区としての説明責任を果たすよう促すものです。
同時に今回の問題は、「虎ノ門1丁目東地区」の地権者だけでなく、これから再開発が実施されようとする区内すべての再開発現場の地権者にも関わる重要な問題だけに、今後同様の疑惑の再発を防ぐために、区としてどのような具体的方策をとるのかも併せ問うものです。

2022年2月10日

港区 街づくり支援部
再開発担当課長 ■■ ■■殿

港区へ公正で透明性ある再開発事業の
審査・手続を求める区民の会

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(虎ノ門1丁目東地区市街地再開発)
都市計画決定に際しての不透明な処理に関する件

拝啓、貴所ますますご清祥の段大慶に存じます。
さて、頭書の再開発案件に就きましては、都市計画決定の申請時から事業者が同意率をかさ上げするため、事業者側の所有地を意図的に「1筆を5筆へ分筆」することで同意者を増やしたのではとの疑惑が持ち上がり、港区都市計画審議会の場においても議論がなされた結果、付帯意見付で決定がなされたと伺っております。

この件に関連して「同意率」が正しく算出されたことを検証すべく、私たちは貴所へ2021年11月19日付質問状を提出したところ、貴所より令和3年12月6日付にてご回答を頂きました。(添付ご参照)
然る処、貴ご回答の内容を拝見致しますと、

・事業者を「指導しております」
・80%の同意が得られていることを「確認しております」
・地権者同意が得られたと「見做しております」
・土地が分筆された事実は「把握しております」
・分筆がなければ80%に達しなかった可能性を「認識しております」

等、貴所のご見解は確かに回答頂きましたが、「同意率」の具体的算出根拠については何ら言及がありません。結果として私たち区民が納得できる回答でないことは明らかです。
私たち区民が知りたいのは、同意率の算出が客観的事実を以て、公平、公正、且つ透明性を持って港区により実施されたことの確認であり、それを明らかにするのが港区役所の責務ではないでしょうか?

残念ながら、貴所のご回答は「港区が確認したのだから区民はそれを信じてほしい」としか解釈出来ません。加えて貴書簡では、「地権者の同意は法的要件ではない」、「同意書の収集・保管は個人情報保護条例で制限されている」と言った自己弁護ともとれる記載まで散見されます。大変失礼ながら、これでは区職員と事業者との間に何らかの癒着関係があったのではと疑う意見が区民から出て来ても不自然ではありません。また「区が確認さえすればそれで良いのだ」と言った主張が正当化されることとなれば、それこそ区内の全ての再開発案件は最初から貴所と事業者との協議で決まる「出来レース」と化しかねず、私たちは区民としてこの点を大変憂慮しております。
一般社会も決してこれを容認はしないことでしょう。

今回の同意率水増し疑惑に関して区が「問題は無かった」と言うのであれば、改めて区民が理解し納得できる形で説明責任を果たして頂きたく存じます。また今回「虎ノ門一丁目東地区」で生じた疑惑は、港区内全域の再開発区域内の地権者が憂慮する問題でもあります。就きましては、上記虎ノ門での貴ご説明に加え、将来、同意率の正当性を巡る疑惑を他地区において再発させぬために、区として如何なる具体的方策をとられるのかも併せご説明願います。

尚、本書簡は、貴令和3年12月6日付ご回答を受けて再質問するものであり、内容的には過去に貴書へ提出しました質問状と重複する部分もございますが、本件の重大性に鑑み、敢えてこの書簡にて再度質問をさせて頂くものです。
では貴ご回答をお待ちしております。

敬具

【連絡先】〒■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■